〜TOPICS〜



建設機械
内外比は1対3―2010年度建機需要予測
高付加価値でローカルメーカーとの差別化が必要



(社)日本建設機械工業会は8月24日、2010年度・2011年度の建機需要予測を発表した。
発表によると「国内は緩やかに回復、輸出は堅調」。2010年度の出荷金額(国内生産分)は1兆5,088億円(前年度比41%増)となり、3年ぶりに増加と予測、2月の発表から約3,500億円上方修正した。2011年度の出荷金額は、1兆6,611億円(同10%増)となり、2年連続で増加すると予測している。

外需主導がより鮮明に
建設機械の本体出荷金額(国内生産分)推移/(社)日本建設機械工業会建設機械の本体出荷金額(国内生産分)推移/(社)日本建設機械工業会
建機業界は、輸出比率が約50%に達した2002年度を境に輸出主導で成長してきたが、2010年度の輸出比率は75.0%(前年度比9.4ポイント増)と初めて70%を超え、2011年度も75.4%(同0.4ポイント増)と、外需主導による回復の図式がいっそう鮮明になった。
国内出荷は、2010年度上期の公共投資は低水準のままだが、民間需要は一部住宅などに好材料があることなどから2010年度上期計1,700億円(前年同期比2%増)、下期計2,077億円( 同3%増)、合計3,777億円(同3%増)となり、3年ぶりに増加。2011年度上期は1,851億円(同9%増)、下期は2,239億円(同8%増)、合計で4,090億円(同8%増)となり、2年連続で増加すると予測している。...

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