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データを守ることはサプライヤーの責務
SDDサポートサービスとウイルスチェックサービスで“安心”をPR

株式会社ツジデ



データの保護、早期復旧、お客さまへの“安心”
自動倉庫MARS(10段9列)と繋がり、L/ULに対応するEML Z-3510NT自動倉庫MARS(10段9列)と繋がり、L/ULに対応するEML Z-3510NT
「不測の事態が起こった時に、蓄積してきた膨大な資産を丸ごと失うのを防ぎ、しかも非常に短時間で復旧できること。それによってお客さまに対する責任をきちんと果たし“安心”を提供すること。この2つが、SDDサポートサービスの最大のメリットだと考えます」と辻出浩一社長は強調する。
「当社独自のノウハウを盛り込んだ何万件もの加工データが何らかの要因で失われてしまった場合、復旧は正直に言って難しい。図面を見てつくり直すにしても、プログラムを作成する際にいちいちメモを残しているわけではないので、前と同じモノができるとは限りません。しかも、失ったデータをすべてつくり直すには10年以上かかるでしょう。そうなれば会社は存続できません。データは当社の存続にかかわる重要な資産ですから、厳重に保管する必要があります」

最初期からネットワーク化を推進
溶接品質を高め、付加価値を上げるためにYAGレーザ溶接ロボットシステムYLR-1500IIを採用溶接品質を高め、付加価値を上げるためにYAGレーザ溶接ロボットシステムYLR-1500IIを採用
同社は1963年の創業以来、産業機械カバー、制御盤・配電盤関連、半導体製造装置カバー、自動券売機などのキャビネット・操作箱・機構部品、各種OA機器、昇降機外装、ステンレス製建具・外装パネル・門扉などの精密板金加工を手がける。
1980年代からCAD/CAMのワークステーションと加工マシンを光ケーブルで繋いでデータによる運用を開始し、クライアント・サーバー型のPCネットワークが実用化すると即座に移行。1995年、板金ネットワークサーバーASIS100が製品化したばかりの頃からネットワーク化を推進してきた。デジタル化、ネットワーク化の意識が高く、早くから積極的に採用してきたからこそ、データの重要さは人一倍、身に染みている。
「正確に数えたわけではありませんが、これまでにつくり溜めたプログラム件数は13万件くらいになると思います。規模のわりには、かなり多い。これまでも安全保管のために、フロッピーディスクやMOといったメディアにバックアップしたものを耐火金庫や、モノによっては銀行の貸金庫を借りて定期的に入れ替えるといった対応をしてきました。しかし、メディアの容量が小さいこともあって、大量のメディアが必要になり、バックアップするだけでも大変な工数を要しました。それが、2009年6月にSDDサポートサービスを導入したことで、こうした管理業務からすっかり解放されたのは非常にありがたい」。...

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