〜INTERVIEW〜

メーカーとサプライヤーのWin-Win連携構築を目指す
継続取引の中でQ,C,Dをつくり込む

大日本スクリーン製造株式会社 メディアアンドプレシジョンテクノロジーカンパニー

藤澤恭平 社長藤澤恭平 社長

伊藤紀文 製造管理部副統轄部長兼製造部長伊藤紀文 製造管理部副統轄部長兼製造部長

時政隆三 CTP事業部第一サービス部機械技術グループ担当課長時政隆三 CTP事業部第一サービス部機械技術グループ担当課長
京都府シートメタル工業会(会長・燒リ正三郎氏)は、府内の主要企業の経営トップ・調達部門責任者に、これからの板金部材調達の考え方、SCM構築の方向性をお聞きするインタビューを事業活動の一環として行うことになった。2008年のリーマンショック後に起きたパラダイムシフトの中で、電子デバイス製造装置・画像情報処理装置・医療機器・理化学機器・計測制御装置など、京都府内に本社および開発拠点を置く大手企業の部材調達の構造変化に板金業界、そして会員企業がどのような対応をすることで発注元の顧客満足度の改善に繋がるか検証することを目的としている。第1回目は燒リ正三郎会長が画像情報処理装置のトップ企業、大日本スクリーン製造(株)メディアアンドプレシジョンテクノロジーカンパニーの藤澤恭平社長ならびに伊藤紀文製造部部長、時政隆三担当課長に直接面談して、これからの部材調達の考え方、板金サプライヤーに対する要望を聞いた。(聞き手は「Sheetmetalましん&そふと」編集部)

CTP印刷機のトップシェアを誇る
大日本スクリーン製造(株)は、 半導体製造装置、 FPD製造装置などの電子工業用機器、デジタル印刷機、CTP装置などの 画像情報処理機器と3つの事業部門別にカンパニー制を敷いている。今回訪問したメディアアンドプレシジョンテクノロジーカンパニー(MPC)は 画像情報処理機器のカンパニーで、連結ベースで売上高は426億円(2010年3月期)、従業員数は連結で1,400名強(2010年3月末時点)。大日本スクリーン全体の連結売上に占める割合は20%強(2010年3月期決算時)となっている。...

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