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減少基調も電子マネー対応の自動販売機が成長



過去5年間の自販機の出荷台数・出荷金額/(社)日本自動販売機工業会発表資料より過去5年間の自販機の出荷台数・出荷金額/(社)日本自動販売機工業会発表資料より
(社)日本自動販売機工業会によると、2008年末現在における自販機および自動サービス機の普及台数は、前年比2.6%減の526万3,900台。
普及台数に占める割合が最も高いのは飲料自販機で、全体の49.2%となっているが、企業内などで不採算機の撤去が進んだことから前年比1.9%の減少。たばこ自販機は、2008年7月からの成人識別の全国展開にともない、技術的に対応できない古い機種の撤去に加え、コンビニとの競合による売上低下などが影響し、18.4%の大幅な減少。券類自販機は、ICカード乗車券と自動改札機の普及にともない、乗車券自販機の台数見直しが図られたことから1.8%の減少となった。

自販金額、約5兆7,478億円
2008年(1〜12月)に自販機および自動サービス機により販売された商品、提供されたサービスの年間売上金額(自販金額)の合計は、約5兆7,478億円で、前年比17.1%減となった。主力の飲料自販機分野では、天候不順、経済情勢の悪化にともなう企業の人員整理・残業減少に加え、たばこ自販機に併設された機械での“ついで買い”が減ったことから、年間自販金額は10.6%の減少。また、たばこ自販機分野では、成人識別機能への不慣れにより自販機利用頻度が低下し、49.7%の大幅な減少。券類自販機分野では、普及台数は減少したものの、1台当たりの自販金額に増減は見られなかった。...

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