〜レポート 第1回「MF-Tokyo 2009」〜

エコマシンやムダ取りツール、
新しい加工技術に関心が集まる


「MF-Tokyo 2009」のテープカット「MF-Tokyo 2009」のテープカット
金属加工機械は鍛圧機械と工作機械に区分されるが、鍛圧機械の専門展示会であるヨーロッパのEuroBLECH、アメリカのMETALFORM+ FABTECH &Welding Showは、EMOやIMTSの工作機械専門見本市と並ぶ程に発展している。世界の鍛圧機械業界は日本とドイツのメーカーで大きく二分されているが、日本を含めたアジアではこれまで鍛圧機械を含む「塑性加工技術」の大規模な展示会は行われていなかった。このような世界的情勢に鑑み、今回、下記の趣旨でMF-Tokyo 2009が開催された。

工程統合マシンLC-C1NT、ベンディングロボットASTRO U -100NT CELL、リニアレーザマシンLC-F1NT を出展したアマダブース工程統合マシンLC-C1NT、ベンディングロボットASTRO U -100NT CELL、リニアレーザマシンLC-F1NT を出展したアマダブース
MFエコマシンの出展
10月14日から17日までの4日間、東京ビッグサイト西ホール1・2号館を会場に一般社団法人日本鍛圧機械工業会、日刊工業新聞社の共催で「MF-Tokyo 2009 プレス・板金・フォーミング展」が開催された。同展は日本鍛圧機械工業会の創立60周年記念事業として企画され、本年より奇数年ごとに開催される。
日本初の塑性加工技術展として開催された同展は「進化するエコフォーミング金属加工技術展」を副題として掲げ、チップの出ない環境にやさしい塑性加工技術の特色をアピールするとともに、機械業界初の認証制度「MFエコマシン認証制度」に適合した「MFエコマシン」を展示することで、世界有数の塑性加工技術展示会を目指した。
初回開催となる今回は昨年9月のリーマンショック以降、鍛圧機械業界は景気減速のダメージを大きく受けたにもかかわらず、工業会加盟企業の80%以上が出展するなど、最終的には112社・団体(内部出品を含めると202社;;::」」)、海外からは7カ国17社が701小間に出展した。...

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