〜業界特集〜

アマダ、H鋼の穴あけ・切断の高速・高精度加工を提案
LC-F1NTで建築関連の金物加工の領域を拡大




6BH-1000Vに標準装備されている自走式送材キャレッジ(アマダ提供)6BH-1000Vに標準装備されている自走式送材キャレッジ(アマダ提供)
「'09鉄構技術展」でアマダ・アマダカッティングは「建築―加工のイノベーション」をテーマに、高速穴あけ加工機6BH-1000V、H鋼高速バンドソーマシンHK-1000CNCを出展、H鋼の「穴あけ・切断の高速・高精度加工」を提案するとともに、H鋼加工ラインの近未来の自動化イメージを映像で紹介した。さらに、レーザマシンLC-3015F1NTを同時出展し、「ビル建築に付随する金属製品加工への領域の広がり」を併せて提案し、来場した?鉄骨建設業協会、(社)全国鉄構工業協会など鉄構団体加盟のファブリケーター、鉄構業界を支えてきた鉄鋼、機器、各種資材、CAD/CAMに代表されるソフトベンダーなど様々な業界関係者の注目を集めた。
6BH-1000Vのオイルホールドリルによる穴あけ加工のイメージ(アマダ提供)6BH-1000Vのオイルホールドリルによる穴あけ加工のイメージ(アマダ提供)
自動化機能満載の高速穴あけ加工6BH-1000V
高速穴あけ加工機6BH-1000Vは、自走式送材キャレッジを標準装備。送材速度は分速60mで、キャレッジ方式による測長精度は10mあたり±0.5mm。メジャーリングローラー方式で課題となっている材料のそりやねじれ、表面に付着している油などによる測長誤差が出にくく、作業者の手による補正の手間が大幅に低減される。
マガジン収納4本のATC(ドリル自動交換装置)を搭載しており、ドリル交換は自動。さらに、自動ピッチ設定により、位置合わせもすべて自動。ドリルには、ハイス(高速度鋼)製のオイルホールドリルを採用し、先端の穴から切削油を供給しながら穴あけ加工を行うことで、切削性を向上するとともに、切屑の排出をスムーズにしている。また、NC鉄骨ドリル研削盤NCDP-50によりドリルを再研磨することで、刃先をシャープにし、常に安定した切れ味を保持し続けることができる。さらに、NC制御による多軸6軸駆動、穴あけ加工時にフランジのたわみをおさえるフランジ押さえ、ウェブのたわみをおさえる下部押さえ(スラスト受け機構)を装備し、穴あけ加工の高速・高精度化を実現した。継手穴は径14.5〜32o、中間穴は径14〜50oまで対応する。 ...

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