レポート EuroBLECH 2008
アマダ、TRUMPFの契約実績は前回を上回る



来場者数、前回を上回る
 20回目を迎えたEuroBLECH国際板金加工技術展)2008が、ハノーバー(ドイツ)見本市会場で、10月21日から25日まで5日間の会期で開催された。世界38カ国から参加した1,520社の出展者が87,700m2の展示面積に機械、金型、ソフト、周辺機器、サービスを出展した。20回目の記念となる同展は前回の2006年に比べると出展者数で8%の増加、展示床面積では15%の増加となった。出展者のうち44.5%が開催国であるドイツの企業で、それ以外の国ではイタリア、スイス、オランダの順となっており、他には米国、トルコ、中国、台湾などが上位となっている。期間中の来場者数は世界70カ国から69,400人、前回を8%上回った。開会式当日にはハノーバー市のシュテファン・ワイル市長が、同展に連続して出展している企業に対して賞を贈呈した。
 今回は開催前に世界同時株安が始まり、ユーロも円に対して3割下げるなど、順調な経済成長を続けてきた欧州経済にも黄色信号が灯った。そのため、来場者数の減少が心配されたが、結果としては前回を上回り、実体経済を代表するモノづくりの分野では金融経済破綻の影響にもタイムラグがあって、今のところ設備投資マインドはそれほど冷え込んではいないようだ。

注目はレーザマシン
アマダはホール11に出展社の中では最大小間の1,908m2を出展したアマダはホール11に出展社の中では最大小間の1,908m2を出展した
 今回も注目はレーザマシン。出展社の中で25社が45台のレーザマシンを出展した。反面パンチプレスマシンの出展が減っており、今回は15社からの出展にとどまった。ベンディングマシンの出展は多く、37社から81台出展された。...

つづきは本誌2008年12月号でご購読下さい。