〜特集:「LC-F1NTの加工例拡大」〜

4年前にデジタル板金に本格参入
FPD製造装置関連の仕事への対応がきっかけでF1導入

(株)富士商工



産業機械装置メーカーを目指す
中島洋一社長中島洋一社長
 創業は1951年で、産業機械設備、半導体・FPD製造関連設備などの設計・製作・据付・メンテナンスを行う。幅広い取引先のニーズを満たすべく新鋭設備の導入、更なる技術力の向上に努めている。産業機械装置メーカーを目指し、2次元、3次元CADによる設計から、門型五面加工機をはじめとしたNC工作機械による機械加工、製缶溶接、組み立て、塗装、試運転、据付工事と一貫してできるメーカーとして評価を受けるようになった。製品は、九州はもとより全国の大手民間企業、および官公庁に販路を拡大しており、現在では佐世保地区トップクラスの企業規模を誇る。30才以下の比率は30%を超え、女性社員がNC工作機械のプログラム作成やレーザマシンなどのオペレーターとしても活躍する企業となっている。

FPD製造装置関連は忙しい
第7工場で稼働するLC-3015F1NT+LST-3015F1第7工場で稼働するLC-3015F1NT+LST-3015F1
 半導体業界では受注量の減少で先行きへの不安が広がっており、同社にも納期遅延などの影響が出始めている。しかし、FPD製造関連設備に関してはFPDが大型液晶パネル生産にシフト、メーカーが大型工場を建設中で、この工場設備関連の注文が来年の春頃まで入ってきている。

効率的な生産体制を目指す
 「九州半導体・FPD企業データベース」では「半導体装置関係のフレーム及び各種産業機械を設計製作し、お客さまの信頼にお応えしております。また、ISO9001による品質の改善も進んでおり、不適合の発生の原因を突き詰め、見える管理を目指しています」とある。主要設備としてはレーザマシン、パンチプレス、ベンディングマシン、油圧プレス、門型五面加工用マシニングセンター、各溶接機、焼付・粉体・吹付塗装設備などがある。...

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