〜Technical View〜

精密測定には欠かせないハイトゲージ
垂直方向の高さを測定




ハイトゲージハイトゲージ
 ハイトゲージとは、平面の基準となる水平な定盤の上で工作物の垂直方向の高さを測定したり、平行線を精密にけがくためにも使われる道具である。測定に使用する際は、場合により、ダイヤルゲージを取り付ける。基本的な構造はスケールを垂直に立て、これに付随し、最小目盛以下の数値を読取る際に補助をするバーニアとトースカンを用いる。バーニアは副尺とも呼ばれ、主尺(メインスケール)の9/10あるいは19/20の間隔で目盛が振られており、測定点にバーニヤの0点を合せて主尺の目盛とバーニアの目盛が一致した場所を読取ることによって1/10あるいは1/20の単位を測ることができる。
トースカントースカン
そこに、底面などを出すときなど、平面出しの時に使う道具であるトースカンの針を取り付けて使用する。バーニアの目盛りの読み方はノギスと同様である。ハイトゲージの種類として、目盛り部分がダイヤル付きとなっている物やデジタル式の物がある。...

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