〜TOPICS〜



地域発イノベーション加速プラン発表
地域イノベーション研究会報告 経済産業省




地域の大きな潜在力地域の大きな潜在力
 昨年来の米国に於けるサブプライム問題を契機とする世界的な景気後退の波は日本経済にも大きな影響を与え、急激な円高、株安現象に反映され、景気の後退が懸念されている。この10年間の我が国の経済成長率は低いとはいえ戦後最長を記録し、平均的には好景気であったといえる。しかし、首都圏と地域、大手と中小企業間などにいわゆる“格差”を招き、世界景気の後退が更なる格差の拡大をもたらすのではないかと懸念されている。これを克服していくには、地域ごとの経済実態を正確に認識し、そのポテンシャルを活用して活性化を図る総合的政策の実施が不可欠となっている。このような視点から、経済産業省は昨年11月に発表された「地方再生戦略」に地域イノベーションの必要性、総合科学技術会議における福田総理からの「科学技術による地域活性化戦略を春までにつくるように」との指示などもあって、本年1月に、経済産業省の地域経済産業審議官の私的な研究会として、東京農工大学古川勇次教授を座長とする「地域イノベーション研究会」が設置された。...

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