〜SHEET NOW〜

IT活用による徹底した合理化改善
vFactoryのデジタル稼働日報は工場の課題を指摘してくれる




生産管理課長の中島亮さんと業務管理部長の足立直登志さん生産管理課長の中島亮さんと業務管理部長の足立直登志さん
 医療機器、券売機、ETC機材、原子力発電機などの精密板金製造を行う同社の得意先は20社前後、その内メインは6社となっている。その6社で売上の90%以上占め、その6社の内、4社がインターネットを利用したEDIで発注、50〜60%がEDIで入ってきていることになる。受注の比率は80%がリピート、新規は20%。月の生産数3万パーツに対して6千パーツが新規受注となっている。現在SheetWorksやAP100を使うプログラマーはベテラン1人。

 「どうにも間に合わない時には生産管理課長の中島亮さんが応援で入ります。それでも、いよいよ間に合わない場合はアイリンクサービスのプログラムサービスへ出すことにしています。新規受注の図面情報は紙図面または、PDFをメールで送られて来る。その際に約95%程度がCADデータをDXF・IGESに変換してメールに添付してきます。ですから、展開時の面取りには苦労しません」と話す。

進んでいる発注元
公開生産管理情報の受注座席公開生産管理情報の受注座席
 「1番のお客さまはカンバン方式を採用しているため、生産計画および仮注文を中心に前月生産、当月納入を実施、納期遅れは基本的にゼロです。在庫管理には多少手がかかりますが、生産計画が立てやすく納期に苦労しないだけ楽にしています。EDIで受注が入ると生産管理担当の女性が受注情報をアマダの生産管理ソフトWILL受注出荷モジュール+Lに打ち、同時に生産指示書を打ち出しプログラム担当に渡す。新規についての図面およびDXF・IGESデータもプログラム担当に渡され、新規においてはAP100およびSheetWorksによって展開作業が進められ、でき上がった展開図と立体姿図をASISネットワークのサーバーPCLのSDDに入れます。リピートに関しては過去のプログラム情報をそのSDDから呼び出し、新規も含めて多数個取り、もしくはネスティングの処理を実施して加工情報をプリントアウトすると共にその情報を再度SDDに入れておきます」。...

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