〜SHEET NOW〜

加工領域を拡大するF1
超速、高精度、リアルタイム、フルレンジ、ファインカットに魅力




バブル崩壊を契機に業種転換
 精密板金加工では0.3mmから9mmまで5/100台の精度で加工する。パイプ加工・製缶では板厚6mm×2,500mm、抜き・曲げでは板厚3.2mm×3,000mm、150tの油圧プレスによる絞り成形加工、その他TIG、MIG、アーク溶接など薄板から中・厚板までの加工技術と設備を有する。製作する部材は小型建設機械や高所作業車、大型クレーンのカバー、フレーム、燃料や作動油用のタンク類、半導体製造装置や電子・電気機器関係ではキャビネット、カバー、シャシー等。配電盤、一般産業では防音ボックス、オイルタンクなど様々。本社工場では建機関連以外の多品種少量生産、八幡工場(千曲市八幡)は小型建機関連のリピート生産に対応している。
 同社は昭和60年に創業、2年目に本社工場、その5年後に八幡工場を建設し、事業を拡大してきた。八幡工場では3年ほど前に板厚9mmまでの中板製品の複合加工に対応するためパンチ複合マシンを導入したが、建機以外の半導体関連装置をはじめとした板金製品の受注に対応するため、今年2月にアマダからパンチ・レーザ複合マシンEML-3610NTP+RMP-48M/TK、レーザマシン LC-3015F1NT+LST-3015F1、ネットワーク対応型ベンディングマシン HDS-1303NTを導入した。

EML-3610NTとLC-3015F1NTを導入
本社工場に導入されたLC-3015F1NT本社工場に導入されたLC-3015F1NT
 「当社ではそれまでもレーザマシンを導入していましたが集塵効果や切断スピード、切断面品質に関して納得できなかった。昨年11月にアマダで発表されたLC-3015F1NTを見た時、F1のキャッチフレーズである超速、超精度、リアルタイム、フルレンジ、ファインカットと加工領域の拡大というセールストークに目を奪われました。...

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