〜Press Release〜

大型機と初の小型3 軸リニアドライブF1 3 機種のシリーズ化完成
段取りレス変種変量連続加工を実現




LC-4020F1NTLC-4020F1NT
 株式会社アマダ(社長 岡本満夫)は、3軸リニアドライブを採用した高速・高精度レーザ加工機「F1」のシリーズ機、2機種を開発した。4'×8'材を対象とする小型の「LC-2412F1NT」と大型の「LC-4020F1NT」。高速・高生産性を追求した3軸光移動型、4'×8'材対応のリニアレーザ加工機の開発はわが国初めてで2機種とも6月から販売開始。昨年9月フロントローディング開発の1号機として開発した中型機「LC-3015F1NT」とあわせ、これで大型・中型・小型のF1シリーズ3機種が完成。今回商品化した小型機は発振器の出力が2.5kWと4kW、大型機が4kWと6kW、そして昨年市場に投入した中型機が2.5kW、4kW、6kWの3タイプあり、F1シリーズは3機種、7タイプのラインアップとなる。

LC-4020F1NTLC-4020F1NT
「LC-2412F1NT」
ワーク最大加工寸法は2,520mm×1,270mm。リニアドライブ特有の速さ、すばやさと2.5kWという比較的低出力の発振器の組み合わせで高いコストパフォーマンスを実現。薄板加工を中心に生産性の向上をはかることができる。価格は出力2.5kW機で7,600万円(周辺装置は別)。

LC-F1NTシリーズ用のノズルチェンジャーLC-F1NTシリーズ用のノズルチェンジャー
「LC-4020F1NT」
 ワークの最大加工寸法が4,070mm×2,050mm。建機、車両など大型製品の加工に威力を発揮する。3軸リニアドライブ特有の高速・高精度加工と新型発振器による切断面品質の向上を図ることができる。定尺のワーク以外に、板厚の異なる1,000mm×2,000mmのワークを4枚並べて置き、順番に加工する段取りレス加工が可能。発振器出力は4kWと6kWの2タイプ。特に6kW機はステンレス12o窒素切断で毎分1.2mの速さ。同社の4kW機の1.7倍の加工速度と46.5%のランニングコスト削減が実現。6kWの最大加工板厚はステンレス窒素加工で20mm、鉄で25mm。価格はLC-4020F1NTシャトルテーブル仕様の6kW機で1億5,000万円の予定。...

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