〜SheetMetal World〜

第5回中国CNC工作機械見本市(CCMT 2008)が開催される
16大プロジェクトに対応した中国国内最大の金属加工機械の総合展




 第5回中国CNC工作機械見本市(CCMT2008)が4月21日から25日まで「自主創造の新成果を展示し、重要で専門性に富むプロジェクトの実施を推進させる」をテーマとして北京の中国国際展覧センターにて開催された。以下、トピックスを紹介する。

中国のNC工作機械の発展に貢献
表1 2007年世界の工作機械消費国上位10カ国表1 2007年世界の工作機械消費国上位10カ国
 この展示会は中国機机工具協会が主催して2年に一度ずつ開かれる中国国内向けの最も大きい展示会である。すでに中国では奇数年に一度ずつ、東アジアで開かれる工作機械見本市としてはJIMTOF(日本国際工作機械見本市)に匹敵する中国国際工作機械見本市(CIMT; China International Machine Tool Fair)が同じく中国機机工具協会の主催で、中国国際展覧センターで開催されている。CIMTが海外の工作機械メーカーに対しても大きく門戸を広げているのに対してCCMTは、中国のNC工作機械の発展に貢献することを目的に中国国内で開発、製造された工作機械を中心に出展が認められており、海外メーカーには出展のチャンスは限定されている。

中国は世界最大の工作機械の消費国
 中国は表1にもあるように2007年の工作機械の消費額は153億9,000万ドル(1兆6千億円)と2位の日本のほぼ2倍の金額を消費している。これに対して表2に示すように中国で製造されている工作機械は日本、ドイツに次いで世界3位であり、その生産額は100億9,000万ドル(およそ1兆100億円)となっている。国内の消費額に対して国内生産の割合(自給率は日本が2倍以上あるのに対して中国は65%であり、その分、工作機械の輸入額は世界1位でありその金額は2007年で69億ドル(およそ7,000億円)になっている。...

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