〜TOPICS〜



厚生労働省、金属プレス業界の
職業能力評価基準を策定



 厚生労働省では「職業能力が適正に評価される社会基盤づくり」として、能力評価の“ものさし”、“共通言語”となる職業能力評価基準の策定に取り組んでいる。このほど金属プレス加工業界に関して業界団体との連携のもと、企業実務家や学識者からなる職業能力評価制度整備委員会において策定作業が進められ、報告書が取りまとめられた。

1 金属プレス加工業について
(1)今回対象とした「金属プレス加工業」は、材料である金属の板を金型とプレス機械で変形させる業種であり、その製品は自動車産業や電機・電子産業用部品として広く用いられている。
(2)本基準では、多様で奥深いプレス加工の職務を、「打ち抜き加工」「ファインブランキング」等のように主な加工法別にとりまとめている。さらに、プレス製品の品質を左右する「金型」や、製品の付加価値として重要性を増している溶接や表面処理などの「2次加工」に関する職種・職務を含めている。

2 職業能力評価基準の策定までの経緯
(1)金属プレス加工業については、(社)日本金属プレス工業協会(会長・晝田眞三:ヒルタ工業(株)代表取締役社長、加盟87(社)との連携のもと、職業能力評価制度整備委員会(座長・小松勇:小松技術士事務所所長)を設置し、検討を行った。...

つづきは本誌2008年5月号でご購読下さい。