〜特集:「FPD製造装置業界の板金部材調達」〜
2007年後半から大型投資が目立つ 安永 修社長
2006年から設備投資が停滞していた液晶業界では2007年後半に入り液晶メーカーの相次ぐ大型投資発表によってパネル製造装置に対する設備投資は2008年後半から2009年いっぱいは増加すると見込まれている。液晶パネルの搬送装置を製造するメーカーから板金部材を受注、ピーク時では売上の1/4以上を占める同社は受注増大に期待している。今年40周年を迎える Dr.ABE_Bendで自動生成した曲げデータで加工シミュレーションを行う
同社はこの2月に創立40周年を迎えた。昭和43年会社設立以来、お客さまに喜ばれる仕事をめざし建築用鋼材切断に始まり、昭和40年代にはプレス、ベンディングマシンを導入してユーザーニーズに対応。昭和50年代後半になるとコンピュータ化の第一歩となるパンチプレスを導入し板金加工業へ本格的に参入、平成になってパンチプレス、レーザマシンを導入した。NCデータのテープレス化を進め、プログラムと 加工機のネットワークを構築、平成11年には作業工程を新工場へ集約し短納期、低コスト、多品種少量生産体制を確立してきた。さらに品質管理を強化するとともに、品質管理の国際規格ISO9001を平成17年10月に取得した。12mmまでの曲げ加工に追従装置を備えたHDS-2204NTによる曲げ加工
「創立40周年を契機に今後も、お客さまに喜ばれるとともに、少しでも地域に貢献できる企業を目標に、人材を育成し納期、コスト、品質を追及していきたい」(安永社長)。2月の創立40周年記念日にはアマダと協賛して自社工場でオープンハウスを開催、取引先や同業者、地元の小学生などが見学に訪れ延べ400名以上に地域に貢献する企業としてアピールすることに成功した。...つづきは本誌2008年5月号でご購読下さい。 |