〜SHEET NOW〜

「人を大切に考える企業は
信頼を創造する」を実践



創業31年の軌跡
代表取締役社長 生駒 寛代表取締役社長 生駒 寛
 OA・FA・コンピュータ機器関連など軽量コンパクト化に伴う微細化が進む高精密な部品から産業機器の板金加工部品までを製造する同社の創業については、ちょっとユニークなエピソードがある。生駒社長には学生時代から一国一城の主になる夢があった。しっかり技術や経営ノウハウを習得し満を持して、「いつかは自分の会社を」の夢を実現するために親戚の経営する板金製造会社に入社。いつかは独立をするぞ!という気持ちで何にでも積極的に取り組み、現場からプログラム、営業、資材から外注管理まで、いわゆる受注から出荷まで全てをマスターした。

二足のわらじ
曲け工程もDr.ABE_Bendのお陰で若い女性が目立つ曲け工程もDr.ABE_Bendのお陰で若い女性が目立つ
 そんなファイターのようなサラリーマン生活を送っていた青年が、入社6年目に父親の応援を得てイコマ工作を個人創業、平日は会社員として、責任ある働きをし、帰宅後や休日には自分の会社で受けた仕事をする。帰宅してから図面の展開(当時、AP100はまだなくて頭の中で展開)、その展開図からX、Yで座標を拾いコーディング用紙に書き込む。それを家事を済ませた奥様がタイパーに打ち込む。2人がかりで明日の段取りを済ますと日付が変わっていたことがほぼ連日だったとか。「一般的には独立した時が一番大変だった、と言いますが、私はこの時が一番大変な時期でした」と生駒社長は回顧する。...

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