〜特集:「建設機械業界の板金部材調達」〜

『Hirano-Factory』、v-Factoryを
活用したモノづくりの見える化

3次元CADを活用したVE/VA提案

(有)平野製作所



精密製缶に対応
平野正春社長平野正春社長
 千葉県内の得意先40社から建機・農機具部材など1.0mmから最大25mmまでの材料を使い精密製缶・精密板金加工、アーク・Tig溶接加工、下塗り塗装、組立などを行う。7年前に取引が始まった住友建機から受注する油圧ショベルのエンジンカバー、外観カバー、エンジンブラケット、ステーなど部材加工の仕事が拡大していて月間500点、子部品を含めれば3,000点もの加工品目を受注するまでになっている。最近はブラケット類の加工精度が厳しく要求されるようになり、レーザマシンやベンディングマシン、溶接などの他、機械加工を入れないと製品にならない部材加工が増えている。

VA/VE提案を積極的に
HDS-2203NTによる曲げ加工。TDS(板厚検知付)を装備することでMax12mmまでの曲げを±15'で高精度加工するHDS-2203NTによる曲げ加工。TDS(板厚検知付)を装備することでMax12mmまでの曲げを±15'で高精度加工する
 同社では、部材が備える機能を損なうことなく、鋼材鋼種を変えたり、機械加工工程をレーザ加工に切り替えたり、一体製品にするなどのVE/VA提案を行うことで付加価値を追求している。こうした提案能力は発注元からも高く評価されるようになり、結果、発注量増大という結果にも繋がっている。...

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