〜Event〜

今年最大のFA技術専門展 メカトロテックジャパン2007開催
工作機械カバーはデザインと人間工学重視がトレンド



展示会来場者総数も前回を7%上回る
 10月17日から20日までの4日間、名古屋市・ポートメッセなごやでメカトロテックジャパン2007が開催された。同展は名古屋市国際見本市委員会が主催して2年に一度開催される国内有数のFA技術専門展。今回の出展者数は国内外から377社、1,953小間となり過去最大規模の出展者数となった。展示会には製造技術、加工技術、計測技術、システム技術などモノづくりに関わるその時代の、その時々のテーマを捉えた最先端技術やそれに関わる新製品が幅広く展示された。トヨタ自動車に象徴される世界一のモノづくりを牽引する製造業の集積度や技術水準の高さにおいては最高峰と称される中部地区で開催されることから世界に向けた最新技術情報が発信される有力な機会として来場者の関心を集めた。主催者によれば4日間の会期中国内から92,871名、海外から1,001名の合計93,872名が来場した。これは前回の2005年開催に比べて国内来場者は6%増、海外来場者数は2.8倍と大幅に増加。来場者総数では7%増となった。
 今回展では『“需要新鮮”「広がる」「極める」中部のモノづくり』をキャッチコピーに、最新のFA関連 製品を展示して新たな分野における需要の拡大と顧客ニーズの掘り起こしを各出品者が行い活発な商談が行われた。また、主催者では新需要として航空機産業を取り上げ、航空機用の新素材として実用化されてきている炭素繊維強化プラスチック(CFRP)やチタンなどをウオータジェット加工機で切断する実演や1人乗りヘリコプター(GEN H-4)の操縦体験(フライトシミュレーター)を実施した他、「日本の航空機産業の現状と将来動向」と題した開催記念パネルディスカッションや技術シーズ講演会、出展者によるテクニカルワークショップの開催なども行われた。 ...

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