〜Technical View〜
日本塑性加工学会によると、ロールフォーミング(あるいは、cold rolling forming 、band-profilwalzung, ロール成形、冷間ロール成形)は、タンデムに配置された複数組の成形ロールに、コイル材・フープ材・切板などの金属素板または金属帯を通し、漸進的かつ連続的に幅方向の曲げ加工を加え、平坦な素板から目的とする断面形状を有する管材・形材・プレート材・サッシ材などを製造する板材の成形加工法であると定義されている。金属を加工する場合、一般的にプレス加工、板金加工といった加工法が使われるが、 ロールフォーミングの場合、すべてオートメーション化され、金属のシート(コイル材)がロールフォーミングの成形機に自動的に搬入され、加工されて成形品が搬出されてくる。板金・プレス加工などに比べて加工スピードが圧倒的に早くなる。金属加工にロールフォーミング技術を使うことにより、以下のようなメリットがある。 低価格 同一製品を大量に加工する場合、ロールフォーミングを使うとフルオートメーション化による大量生産が可能なため、大幅なコストダウンが可能。 加工スピードが早い オートメーション化され、加工のスピードが早いため納期を短縮することができる。 ... つづきは本誌2007年11月号でご購読下さい。 |