〜SHEET NOW〜

EML-TK導入で生産性を改善
デジタル板金でサクセススパイラルを突き進む

株式会社ヤマイチ 



仕事が設備を、設備が仕事を集める
渡辺 雅一社長  2003 年10 月、先代が急逝し31 歳の若さで社長に就任した渡辺雅一氏と、家族社員を含めても20名の社員しかいなかった同社が現在では28 名に増員。さらに工場も昨年1棟増設、自動倉庫MARS10 段8 列とパンチ・レーザ複合マシン、EML-3510NT+RMP-48M+TK を増設。さらに、ブランク工程の負荷が大きく向上することで曲げ工数の不足が懸念されHDS-5020NT も1 台増設、たった4年で設備力も大幅に強化されている。同社の設備は1986 年に導入したパンチングマシンPEGA-357-1224NF に、91 年に導入したパンチ・レーザ複合マシンAPELIO U-357+NCMP-1224、2001 年に導入したパンチ・レーザ複合マシン、APELIO V -2510V+ASR-48CRという4 台のブランク加工機に加えて、汎用のベンディングマシンがRG-25/35/35S/50/50S/80/125、加えて2004 年にネットワーク対応型のベンディングマシンHDS-8025NT をDr.ABE_Bend と一緒に導入し曲げのネットワーク化、外段取り化にも取り組むようになった。05 年には金型段取りと芯出し作業をワンタッチで行うモジュラーツーリング金型、段取り削減を行うため同一の金型レイアウトでダイのV 幅共通でステップベンド加工ができる多品目一括金型段取りソフト、曲げ角度をインプロセスに測定、高精度な曲げ加工ができるベンディングインジケータ(BIJ)を備えたHDS-8025NT を増設、HDS-5020NT を加え3 台が稼働中である。

立体姿図を活用した『見える化』
vFactoryに表示されたヤマイチのバーチャルファクトリーの稼働状況  設備をフル稼働するために13 年前に増設された工場2 階にはプログラム室を設置、AP100 が2 台とDr.ABE_Bend、データサーバーASIS100PCL とそのソフトライブラリーであるネスティングソフトWinNEST がある。また、工場に設備された加工機の稼働状態をバーチャルに確認しネットワーク対応の個別機械の稼働状況をデジタル稼働日報として収集するvFactory が導入され、工程の進捗、実績管理を行い工場の入口、出口を管理するケーブルソフトウエア社製の『受注・出荷モジュール+M』とともに、設備の稼働状態、生産の進捗、実績情報を事務所で確認できる体制を構築。さらに社長の自宅のパソコンや24 時間稼働する自動機を担当する一部社員の携帯電話に通知メールで ...

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