〜Industrial Trend 〜

包装機械と荷造機械の生産動向
年間生産高は4,000億円を前後する



「キャラメル包装機」でブレーク
 日本の包装機械産業は明治末期から大正時代の中頃にかけ、びん詰め機械や缶詰め機械が開発された事に始まる。その後の度重なる戦争によって包装機械の開発は20 年以上にわたって中断、戦後まもない1947年に「キャラメル包装機」が開発された事によって包装機械の産業が開かれていった。
 1960 年代になると日本全国にスーパーマーケットが出現、食品を中心とした商品の販売がセルフサービス方式となり、結果、あらゆる商品が包装されることとなり、包装機械の需要は増加した。時代に押されて1968 年12 月に(社)日本包装機械工業会が発足。1973 年に起きたオイルショックを境に多品種少量生産へと移行し、包装機械へのニーズも多様化した。さらにユーザーからは1 台の機械で数種類の包装ができること、ユーザーカスタヌマイズの要望が高まり、独自の新製品開発が本格化し1970 年代には世界に先駆けてマイクロコンピュータ制御包装機や組み合わせ式包装用計量器、ヒートパイプを組み込んだヒートシール装置などを代表する技術が実用化した。

...

つづきは本誌2007年7月号でご購読下さい。