〜Sheetmetal World〜

CIMT2007が開催
世界28カ国から1100社
国内外のメーカーが最新の加工機やシステムを出展



アマダブース内のプレゼンテーションには大勢の人がつめかけた  4月9日から15日までの7日間、中国・北京市の中国国際展覧センターで「CIMT2007」が開催され、25万人以上の来場者が訪れた。同展は中国が世界四大工作機械展の一つと自負する展示会で、89年に上海で第1回目が開かれてから今年で10回を向かえる。10回目という節目となる今回は世界28カ国から1,100社を越える工作機械や工具メーカーが最新鋭機を出展し、72,000uの展示スペースに、1,200台を超える工作機械のほか、1万点超の工具や機能部品、周辺装置が併せて展示された。中国は世界の製造工場として家電、電気・電子製品から、国内需要が拡大する自動車産業、航空機、造船などが好調な生産を続け、設備投資も順調で工作機械需要では世界一のボリュームの市場となっているだけに、世界中の生産財メーカーが拡大する市場に向けた販売競争を激化させている。一方で、輸入工作機械が市場を拡大する中で中国政府も自国の工作機械産業の育成を強化、中国国内の工作機械メーカーも伸張してきており、国内外のメーカーがCIMTに最新の加工機やシステムを出展した。今回の展示会では中国の工作機械メーカーが出展者の半数近くを占め、高速化・高精度化・複合加工をキーワードに開発した新製品を揃え、機能・能力的にも先進の日米欧に肉薄する製品を展示し来場者の高い関心を集めた。

HDS-8025NTの展示風景 板金機械関連では中国市場でもシェアートップのアマダは、岡本満夫社長以下のトップが姿を見せアマダブースに来場したユーザーに積極的なトップセールスを展開、初日から盛り上がり、期間中に2700社、3000人以上の来場者があった。結果33億元(日本円約50億円)の仮契約実績を上げた。この他の日系企業の、コマツ、村田機械、東洋工機、三菱電機、ヤマザキマザックもそれぞれタレットパンチプレスやレーザ加工機、プレスブレーキなどを出展、各社とも予想以上の引合い、成約があったとしている。
 また、 …

つづきは本誌2007年6月号でご購読下さい。