～特集:「厨房機器業界の板金調達」～
洗浄装置や消毒保管機が中核 
厨房機器の主要な需要先をあげると学校給食、病院給食、事業所給食、外食産業に加えて、ここ数年急速に市場を拡大してきた中食産業があげられる。多くの厨房機器メーカーはこうした需要先からの受注獲得に向けて激しい競争を繰り広げている。こうした中で学校給食関連に強い地盤を持っているのが㈱中西製作所である。とりわけ学校給食向けの洗浄ラインや、消毒機器分野では強い商品力で業界シェアーも高い。しかし、学校給食センターの受注は学校が長期の休みとなる夏期休暇中や年度末の2～3月が超繁忙期となる。反面、それを除く期間は仕事量が大きく落ち込む。そのため、同社でも生産平準化を行うために学校給食以外の市場にも営業開拓を強化している。
炊飯システムに注目 
同社は、IH連続炊飯システムとガス連続炊飯システムにも力を注いでいる。全自動、半自動の提案を行っており、中食産業界や事業所給食関連の業者からの受注も多い。同社の全自動炊飯システムは、米の貯蔵から洗米、浸漬、配米・注水、炊飯、蒸らし、弁当箱や飯缶への盛付け、さらに炊飯釜の洗浄にいたる全工程をコンピューターが自動制御、例えば1時間１万食のご飯もボタンひとつ、しかもコンピューターが炊飯理論どおりの火加減、水加減で「かまど炊き」の味に連続自動炊飯する。 そのうえ白飯からすし飯や炊き込みご飯のように炊飯の切替えも容易、各種ご飯の炊きわけもラインを止めることなく連続炊飯できる。またラインを構成する機器や食酢散布、調味液供給等の周辺機器も豊富で、調理条件や食数、設置条件や予算等、どんな条件にも対応できる ... つづきは本誌2007年6月号でご購読下さい。 |