〜特集:「厨房機器業界の板金調達」〜

業務用冷凍冷蔵庫・冷凍冷蔵ショーケースで業界トップクラス
企業理念に基づく製品作り

 福島工業株式会社



食品の鮮度を保つ温度コントロール技術追求
谷口 薫生産管理部部長と金田浩義生産管理部次長  経営の中枢を担う大阪本社の他に岡山(生産:冷凍冷蔵庫が主)と滋賀(生産:冷凍冷蔵ショーケース)に最新式の生産拠点を持つ。55年前よりチラー関係の開発・製品化に取り組み、最近では新調理システム(食品の低温管理により美味しく、より安全)を提案。温度コントロール技術を駆使した冷凍・冷蔵技術で高品質な食生活に貢献。食の安全性を遵守、地球環境問題の省エネ、フロン対策などにも最新の技術力で対応している。今回は昨年の4月に事業拡張により増築された岡山工場の新工場を取材に訪れた。
 広い敷地に建つ工場内には工程順に加工機が設備され、混流ラインで流れてくる間に冷蔵庫が次々と形を成し、広いトラックヤードには荷姿になった製品が出荷を待っている。

ホテル,レストラン,外食産業,スーパー,コンビニ向けの商品の開発と集中管理
検査工程から機種ごとに良品がレールで戻ってくる  業務用冷凍冷蔵庫・冷凍冷蔵ショーケースの専門メーカーでホテル、レストラン、外食産業、スーパーなどが主要納品先で商品の開発、製造、施工まで一貫して提供。さらに温度コントロール技術で新調理システムをサポートするブラストチラー、ショックフリーザーやベーカリー関連機器、クリーン解凍庫などの食品加工機、メディカル関連製品などへ展開、高品位で付加価値の高い商品を開発・提供している。「昭和59年に岡山工場が稼動しました。岡山工場は冷凍冷蔵庫が主品目、平成7年に開設した滋賀工場はショーケースと生産を分担しています。受注の流れとしまして国内外約60営業所にお客様から引き合いがあると、営業、設計、計画、製造が有機的に連携し企画段階からコンカレント・エンジアリング体制を構築して、お客様に最適なシステムを最小のコストと納期で提供できる提案を作成し入札に参加させていただき、より使いやすく、かつ機能的でデザイン性にも優れた価値を創造した製品を提供する体制をとっています。営業は ...

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