〜Industrial Trend 〜

農業機械の売上は横ばい、微減
18年の生産額は5,300億円



 日本の農業は農業機械化促進法が制定された1947 年頃より農業機械が開発されるに至り農業の近代化( 乗用型、歩行型、定置、携帯式、遠隔操作、荷役用機械等)が実現。

農機具の開発で他産業が活性
 農業機械化の進展は重労働からの開放と労働時間の短縮に寄与し、他産業への労働力を供給することを可能とし、日本の工業化の飛躍的発展や経済成長に大きく貢献してきた。地域によっては農家戸数減少が危機感をもたれている中、若い世代が有機農法やバイオなどで栽培するなど一極集中、規模拡大する傾向も見られ。

「農業機械化促進法」
 昭和28 年では、耕うん機の普及台数は、わずか3 万5,000 台程度が、7 年後の昭和35 年には52 万台、昭和40 年には300 万台にまで普及した。

所得格差是正
 昭和36 年、農業従事者と第二次産業従事者間の所得・生活水準の格差を是正するために「農業基本法」が制定され「農業近代化資金助成法」が制定、長期・低金利の資金導入の道が開かれ、農業機械導入の促進剤となった。こうした農業機械化のための基盤の整備が進むのに併せ、歩行型の耕うん機やバインダ、さらに労働を軽減化する乗用トラクタやコンバインが次々と ...

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