〜特集:「建設機械業界の板金調達」〜

VPSSは板金ビジネスの必需品
この10年で新ビジネスモデルを立ち上げる

株式会社エビヌマ



5年前に板金加工分野へ進出
海老沼 惠也代表取締役  潟Gビヌマは1954年3月に木工塗装業として創業し1960年に法人化、1982年に海老沼社長が入社、その年に現在地に工場を建設し、シルク印刷や樹脂塗装を始めた。その後商事部門を発足し塗装、印刷という表面処理の下流工程から上流工程であるプレス、射出成形加工を金型製作手配から一括して受注するビジネスを拡大していった。受注環境が変わり、パーツ受注からセット受注に対応することが求められるようになって、下流工程が社内加工で対応できる同社にはチャンスが巡ってきた。そこでコアスキルとして板金加工技術を育成することを計画、2001年に中古のタレットパンチプレスPEGA-345Q、RG-50 2台、スポット溶接機、自動プログラミングシステムAP100を導入した。

暗黙知から数値管理を目指す
HDS-8025NTは2台が稼働中  営業活動によって開拓してきた業種は弱電や家電、アミューズメント、最近では医療機器まで、得意先は35社、このうち受注の6割が5社の得意先の仕事で占められている。ところが本格的に板金加工を手がけていくためには中古の設備では十分ではない。特にコア技術として板金加工技術を社有化するためには、職人の経験や勘などのいわゆる「暗黙知」に頼っていたのでは実現できないと考えるようになった。製品の品質、効率が作業者に左右されるというのは良くない。なんとか数値管理できる方法はないかと …

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