Sheetmetal world

世界の建機、産業車輌メーカーからキャビンなどを一貫受注
3次元CADに始まる板金設備はアマダ製の最新設備を導入


MAG ENGINEERING PVT. LTD



バンガルールの工業地帯にある本社工場
社屋  Mag Eng.はインド南部、バンガルール第一の工業地域(Peenya)の中心にある。会社は1974年に創業されたが株式会社として本格的に板金加工業としてスタートしたのは1984年である。20年以上前から中種中量生産分野を得意とし建設機械の運転室キャビン、運転席キャノピー、ハウジング、パネル、操作盤、操作キャビネット、工作機械カバーなど様々な板金製品の加工から溶接、組立、塗装までを一貫して行い製品モジュールとして完成、出荷しているインドでも最大規模の板金加工業者である。
 主な発注元として建機、産業車輌分野ではキャタピラー、コマツ、インガソルランド、ボルボ、トヨタ、医療機器分野ではシーメンス、GEヘルスケア、昇降機分野ではオーチス、工作機械ではMAKINO INDIAなど、いずれも世界の一流メーカーからの仕事を受注している。

3次元CADデータに基づいた板金加工を
Quattroによるレーザ加工  発注元の設計部門で描かれた3次元ソリッドモデルデータを受取ると、社内にある3次元CADシステムSolidWorksや3次元板金CAD、SheetWorks for Unfoldなどを使って板金属性を付与した後にバラシ、展開を行いAP100でNCデータを作成、ブランクから曲げ加工を行う。また、データの大半はインターネットを使ったEDIで受注、得意先、納期順に生産手配を行っている。ブランク工程から曲げまでの主力設備はCAD/CAMシステムをはじめとしてアマダ製を採用している。ブランク工程にはタレットパンチプレスEM-2510NTが 2台、VIPROS-255、ARIES-255が各1台ずつの合計4台がある。またレーザ加工機としてはFO-3015NTが2台とQuattroが1台、ベンディングマシンとしては HDS-8025NTが2台、HDS-2204NT 1台、FBD3-2004NT が1台、RG-80 EV2、RG-35s EV2など6台のアマダ製ベンダーとシャーリングマシンとしてM-2545などが …

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