Sheetmetal world

IMTEX2007開催
インドの板金事情
配電盤の筐体、移動体通信関連板金などが増加



日系メーカーの出展が目立つ
7日間の会期中会場内は来場者と出展者との間で熱のこもった商談が行われた  1月18日から24日までの7日間、インド南部のバンガルール(旧バンガロール)市のバンガルール国際展示場でインド国際工作機械展「IMTEX 2007」(インド工作機械協会主催)が開催された。IMTEXはインド国内最大の国際工作機械見本市で3年に一度開催され、今年で13回目を迎える。今回は25カ国・地域から1200社を超す金属工作機械と周辺機器、工具関連メーカーが出展した。インドの11億人ともいわれる巨大な市場を目指して日米欧、韓国、中国などの家電、自動車産業が現地投資を拡大する中で、今後、金属工作機械需要の増加が見込まれている。日本からはアマダ、オークマ、ファナック、森精機、ヤマザキマザックといった有力メーカーが大規模なブースに最新の機械やネットワークシステムを出展。活況な市場の声を反映して、これまで3年に一度ずつ開かれていたが次回からは2年ごとの開催に繰り上がる。

現地での存在感をアピール
 主催者であるインド工作機械協会はインド経済の成長が進む中で金属工作機械市場の拡大を見込んでおり、今後は※1BRIC'sのひとつであるインド市場をめぐる日米欧、韓国、中国企業の競争が加速することが予測されている。IMTEX2007に出展した日系企業も現地での存在感を高めようと自慢の主力機の紹介に力を入れていた。

板金機械ではアマダが目立つ
アマダはVPSSシアターを中心にデジタル板金を来場者にアピールした 板金機械に関してはアマダが最大ブースを出展しVPSS(VirtualPrototype Simulation System:バーチャル試作システム)シアターを中心にしたデジタル板金を全面に打ち出す出展を行った。また、EM-2510NTやHDS-8025NTなど、最新のソリューションパックとともに新興市場のエントリーモデルとして従来のARIES、VIPROSに代わるタレットパンチプレスとして開発したAC-255NT、バンドソーはHFA-530を出展した。この他、村田機械が代理店ブースの一部を借りてタレットパンチプレスを出展した。また、欧州、アジアからは直接出展と代理店出展とを合わせて …

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