〜特集:「画像診断装置の板金部材調達」〜

超音波診断装置の板金部材をセット受注

株式会社ナカジ



板金プレスの複合加工が特徴
中島 茂社長と足立直登志品質管理課長 超音波診断装置などの医療機器から自動サービス機などに使われる現金搬送装置などの機構部品、ケース、カバーなどを加工。工場移転を契機に高精度・高品質を目指し最新鋭の板金機械を揃えて試作から量産までのあらゆるニーズに対応、特にプレス加工の特性を生かし原価低減を目 指した板金プレスの複合加工に特徴を持つ。

ブランク加工を行う拝島工場
ブランク加工を行う拝島工場にはスケジュール加工に対応し自動倉庫MARS(3列10段)とリンク、VIPROS Z-358PDCNTと試作、単品に対応するタレットパンチプレスEM-255NT、レーザ加工機LC-1212α 3、AP100が1台、ASIS100PCLが導入されている。ブランク加工は3´×6´の定尺材に材質、板厚、得意先、機種別によってネスティング加工されミクロジョイントされたシートで本社工場へ。本社工場ではミクロジョイントバラシから作業を始め、タップ、曲げ、接合(スポット、半自動、酸素溶接とカシメ)作業と協力工場で行う塗装、シルク印刷を経て医療機器の一部を組立作業までを行う。

2台のASTRO-100NTが活躍
バリ取り装置NVR-650によるバリ取り作業 拝島工場とのデータ一元化を行うためのASIS100PCLと3次元板金CADシステムSheetWorks、A P60 が1 台、A P100 が2 台、Dr.ABE_Bend、Dr.ABE_ASTROが1台、自動見積システム、NEC製の生産管理システムなどのソフト群とロット50個以上を目安として曲げ加工を自動で行うベンディングロボットASTRO-100NT/HDS-8025NTRが2セット、FBD3-5012/5020/1025NTの3台がモジュラーツーリング金型とのセットで曲げ加工を行う。このほかに米国・Haeger社製の設備により圧入(カシメ)作業を行いスポット、半自動、酸素溶接機多数が設備されている。…

つづきは本誌2007年2月号でご購読下さい。