〜特集:「インターネット活用で業務改善」〜

「即日板金」に対応したユビキタス
24時間工場が完成

株式会社マキノ



多摩ニュータウンの一角174haが拠点
社長・牧野拳一郎氏  多摩ニュータウンにある、『町田グランネットタウン』の一角に12月2日に最新のハイテク板金工場を竣工したのが株式会社マキノ(社長・牧野拳一郎氏、東京都府中市四谷5-37-19、.042-361-3511)である。竣工した町田工場(東京都町田市小山ヶ丘 3-10)の周辺は東京都立大学やショッピングセンターなどもある、緑豊かな丘陵地。

インターネットを活用した「見える化」
敷地面積6,970u、延床面積3,960u、3階建ての工場はブルーの外壁で覆われ、工場入口にはMAN& MACHINEのMをピクチャーして作成された『MAKINO』という社名ロゴが掲げられ、工場への訪問者を迎える。敷地内の3,825uは緑地部分で、工場エントランスから2階へ上がると広い事務所がある。右奥の壁には壁掛けタイプの50inプラズマディスプレイが3台設置されており、その下にパーテーションで仕切られたプログラムコーナーがある。その後ろには大きな会議テーブルが置かれ、ここで大型ディスプレイに表示された製品の立体姿図や展開図などを見ながら、プログラマや現場の作業者が集って加工編集会議ができるスペース。また、社長室をはじめとした社員のデスク上にあるパソコンの液晶画面では、職務上必要な情報はむろん、仕事の負荷状況や進捗状況を見ることができる。さらに職制に応じて閲覧できる情報は経営情報から前日までの生産高、受注額なども瞬時に分かるようになっており、工場の「見える化」が社員の隅々にまで徹底している。

MARSと連動したシングルパンチプレスHMX-3510NT+MRP48+MJC+IJP さらに工場入口をはじめ、工場や事務所の出入り口には社員証に埋め込まれたICチップ情報を読み取って自動でドアが開閉するシステムがセコムとの共同開発で導入されている。そのため、いちいち鍵での開閉の手間が不要になっている。ICチップは職制に応じてクラス分けされており、開錠して入れる部屋が制限されている。これによって社員一人一人の入退場を部屋ごとに管理、出社してからの行動履歴が分かるように

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