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「第34回優秀板金製品技能フェア」

技術と技能の融合、動きのある作品に注目

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画像:技術と技能の融合、動きのある作品に注目左:厚生労働大臣賞を受賞した㈱榛葉鉄工所(静岡県)の「チタンエキゾーストシステム」(W440×D550×H440㎜)/右:経済産業大臣賞を受賞した㈱田名部製作所(福岡県)の「サボニウス形風車」(W260×D260×H570㎜)

厚生労働大臣は榛葉鉄工所、経済産業大臣賞は田名部製作所が受賞

職業訓練法人アマダスクールは、「第34回優秀板金製品技能フェア」の選考結果を発表した。選考は、日本塑性加工学会会員、シートメタル工業会役員や各審査委員のほか、選考期間中にアマダ・ソリューションセンター(神奈川県伊勢原市)を訪れた来場者やWeb投票によって行われた。

厚生労働大臣賞は㈱榛葉鉄工所(静岡県)の「チタンエキゾーストシステム」、経済産業大臣賞は㈱田名部製作所(福岡県)の「サボニウス形風車」がそれぞれ受賞した。

神奈川県知事賞はナサ工業㈱(福岡県)の「METANICALBOX」、中央職業能力開発協会会長賞は㈱ナダヨシ(福岡県)の「プリズム段押し鉢植え」、日刊工業新聞社賞はコンチネンタル㈱(富山県)の「超高真空チャンバー」、日本塑性加工学会会長賞は㈲コタニ(鳥取県)の「溶接なしの曲げ」、海外最優秀作品賞はLaserform(インド)の「RLM Tank」が受賞した。

  • 画像:技術と技能の融合、動きのある作品に注目神奈川県知事賞を受賞したナサ工業㈱(福岡県)の「METANICALBOX」
    (W700×D400×H520㎜)
  • 画像:技術と技能の融合、動きのある作品に注目中央職業能力開発協会会長賞を受賞した㈱ナダヨシ(福岡県)の「プリズム段押し鉢植え」(W250×D250×H250㎜)

技術と技能の融合、動きのある作品に注目

応募総数は193点(国内118点、海外75点)の中から、技能賞以上の優秀作品50点が選ばれた。コロナ禍の影響で応募総数は前回の約2/3に減少したが、高精度なマシンを用いた加工技術と高度な技能が融合した作品や動きのある作品が注目を集めた。

募集分野は「単体品の部」「組立品の部」「溶接品の部」「造形品の部」「学生作品の部」の5分野。4分野からグランプリが選ばれ、「単体品の部」は㈱佐藤医科器械製作所(滋賀県)の「『愛』あるモノづくりを」、「組立品の部」は㈱西野精器製作所(茨城県)の「自鳴琴」、「溶接品の部」は㈱マツダ(静岡県)の「捕食」、「造形品の部」は㈱光伸テック(愛知県)の「ステンレスP」が、それぞれ受賞した。「学生作品の部」の金賞には、東京都立蔵前工業高等学校(東京都)の「キカイ科の重い城!?」が選ばれた。

審査委員会特別賞には、共栄プレス工業㈱(兵庫県)の「板通し」が選ばれた。

㈱大島(兵庫県)の「25工程1金型段取り曲げ」、シンエイメタルテック㈱(佐賀県)の「南京錠」、PT. UMEDA FACTORY INDONESIA(インドネシア)の「SARON」、㈱佐藤製作所(新潟県)の「金属スピーカーボックス」、芳源企业(上海)有限公司(中国)の「宝塔」、VIBEL GROUP SRL(イタリア)の「LA MANO DEL DIABLO」にはアマダ賞が贈られた。

  • 画像:技術と技能の融合、動きのある作品に注目日刊工業新聞社賞を受賞したコンチネンタル㈱(富山県)の「超高真空チャンバー」(W230×D170×H130㎜)
  • 画像:技術と技能の融合、動きのある作品に注目日本塑性加工学会会長賞を受賞した㈲コタニ(鳥取県)の「溶接なしの曲げ」(W100×D50×H50㎜)

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