研究室訪問

インクリメンタルフォーミングの高加工精度の工具経路をAIで生成

福井大学 学術研究院工学系部門 機械工学講座 大津 雅亮 教授

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インクリメンタルフォーミングの研究をリード

画像:インクリメンタルフォーミングの高加工精度の工具経路をAIで生成福井大学・大津雅亮教授

天田財団の2020年度「重点研究開発助成(課題研究)」に塑性加工分野で採択された福井大学 学術研究院工学系部門 機械工学講座の大津雅亮教授は、レーザフォーミングやインクリメンタルフォーミングなどの金型フリー板材成形技術や、サーボプレスを利用した高精度板材成形技術に関する研究を行っている。

特に「摩擦撹拌インクリメンタルフォーミング法」は、大津教授の研究室で開発した軽金属板材の高成形性加工法で、世界のインクリメンタルフォーミングの研究をリードしている。

画像:インクリメンタルフォーミングの高加工精度の工具経路をAIで生成左:マシニングセンタ/右:万能材料試験機

2011年4月から現職に就任

大津教授は1993年3月に大阪大学 基礎工学部 機械工学科を卒業し、1995年3月に大阪大学大学院 基礎工学研究科 物理系専攻 機械工学分野 博士前期課程を修了。1997年4月には日本学術振興会の特別研究員となり、1998年3月に大阪大学大学院 基礎工学研究科 物理系専攻機械工学分野 博士後期課程を修了し、博士を取得した。

同年4月に大阪大学大学院 基礎工学研究科 システム人間系専攻 機械科学分野の助手に任官。2002年4月に熊本大学 工学部 知能生産システム工学科 マテリアルコースの講師、2006年4月に同大学大学院 自然科学研究科産業創造工学専攻 マテリアル工学講座の講師、2007年に同工学講座の准教授に就任した。そして2011年4月に福井大学大学院 工学研究科機械工学専攻の教授に就任。現在は、大学の工学部 機械・システム工学科 機械工学コースと、大学院の工学研究科 産業創成工学専攻 創造生産工学コースの材料加工研究室の教授を務めている。

つづきは本誌2022年3月号でご購読下さい。

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