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「製販工一体」の企業グループで製造部門を一手に担う

サーボプレスロボットラインへの更新を推進

外山工業 株式会社

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画像:「製販工一体」の企業グループで製造部門を一手に担う2016年に導入したサーボプレスロボットラインSDE-1522×5台+2軸サーボ搬送ロボットRHN(手前)と、2019年に導入したSDE-1120×5台+2軸サーボ搬送ロボットRHN(奥)。既存のロボットラインからサーボプレスロボットラインに更新したことで、低騒音化、生産性向上、品質安定化、安定稼働を実現した

「製販工一体」の外山産業グループで製造部門を一手に担う

画像:「製販工一体」の企業グループで製造部門を一手に担う代表取締役社長の外山裕一氏

外山工業㈱は、外山産業グループの製造部門を担う事業会社。外山産業グループが展開する自社ブランド・OEM製品の開発設計・製造から、住宅設備・家電メーカー向けの部品加工まで手がけている。企画・デザイン・設計から、金型設計・製作、プレス加工、板金加工、溶接、樹脂成形、塗装、組立までの一貫生産体制を整え、高品質な製品をスピーディーに供給している。

外山産業グループは、グループ従業員総数550名の「製販工一体」の企業グループ。住居・レジャー関連用品の卸売業を手がける「外山産業㈱」、エクステリア関係を中心とした自社ブランド・OEM製品の企画開発・販売を手がける「㈱グリーンライフ」、グリーンライフ製品の開発設計・製造と住宅設備・家電製品の部品加工を手がける「外山工業㈱」、外壁クリーニングや住宅設備機器の設置・施工を行う「㈱メッツ」などの事業会社で構成されている。

グローバル展開にも力を入れ、中国・台湾・韓国・イタリアなどに販売や製造の機能を持った現地法人・協力会社を展開し、現地での販売や、技術移転による海外生産・海外調達も行っている。外国人労働者、外国人技能実習生の受け入れも積極的に行っている。

  • 画像:「製販工一体」の企業グループで製造部門を一手に担うSDE-1120×5台+2軸サーボ搬送ロボットRHNで加工した自社ブランド製品の金属製ホースリール部品
  • 画像:「製販工一体」の企業グループで製造部門を一手に担う射出成形ラインで加工した樹脂製ホースリール部品

「きれいな地球で暮らしたい」をモットーに

外山産業グループはモットーとして「きれいな地球で暮らしたい」を掲げ、自社ブランド製品としても緑化を育むホースリール、CO2排出量削減に貢献する宅配ボックス、ZEH(ネットゼロエネルギーハウス)関連製品など、環境に配慮した製品をラインアップ。事業所は地中熱や太陽光発電システムを利用しており、製品開発でも素材・設計・パッケージなどで環境に配慮した「グリーン・デザイン」を推進している。

2019年6月に3代目社長に就任した外山裕一社長は「これからの時代はビジネスの主軸として環境に配慮した商材・サービスを展開していかないと、企業は長く存続できないのではないかと考えています。日本国内は人口減少が避けられず、グローバルにビジネスを展開していかなくてはなりません。日本よりもはるかに環境問題への意識が高い世界の市場と向き合うことを考えると、環境への配慮を後まわしにすることはできません」と語っている。

  • 画像:「製販工一体」の企業グループで製造部門を一手に担う反射式ストーブの燃焼部分の自動組立ライン。季節変動に対応するため自動化を推進している
  • 画像:「製販工一体」の企業グループで製造部門を一手に担う塗装ライン。強アルカリ電解水生成装置を導入した水洗ブースにより、悪臭・飛散物・産業廃棄物を大幅に低減している

会社情報

会社名
外山工業 株式会社
代表取締役社長
外山 裕一
住所
新潟県三条市南四日町3-6-43
電話
0256-33-0272
設立
1967年
従業員数
248名
事業内容
園芸・エクステリア・DIY用品製造、住設・空調・家電製品の部品加工および輸出入業務
URL
http://www.toyama-sn.co.jp/
(外山産業グループ)

つづきは本誌2020年3月号でご購読下さい。

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