ビジネスマッチング
中小企業と世界をつなぐ「J-GoodTech」
ジェグテックのWebサイト
存在感を高める「ジェグテック」
現在、インターネットを介するマッチングサイトが数多く存在している。「無料だから、取りあえず検索で引っかかったマッチングサイトに登録してみた」という中小企業も多いと思う。
しかし一方で、「登録したのに音沙汰がない」「怪しい企業から電話がかかってきた」というケースも少なくない。魅力的なキャッチコピーのマッチングサイトは目に入ってくるが、実際にどのマッチングサイトをどのように活用したらいいのかわからない、という企業も多いのではないか。
こうしたなか、経済産業省所管の公的機関である独立行政法人中小企業基盤整備機構（中小機構）が運営しているビジネスマッチングサイト「J-GoodTech」（ジェグテック）が、存在感を高めている。
ジェグテックのスキーム
ビジネスパートナーを効率的・効果的にさがす
ジェグテックは、優れた技術・製品・サービスなどを提供できる中小企業と、国内の大手・中堅企業、信頼できる海外の企業・マーケットをつなぐビジネスマッチングサイトとして、2014年にオープンした。登録者数は右肩上がりで増加しており、2018年3月時点で、製造業や流通業、サービス業など、幅広い業種の国内中小企業が約1万社、国内の大手パートナー企業が約400社、海外支援機関（政府機関）が推薦する海外企業が約5,000社、登録している。
ジェグテックは、国内外の企業へ情報を発信し、最適なビジネスパートナーを見つけ、製品開発や新規取引に結びつけられるように登録企業を支援する。自社製品や技術情報のプロモーション、ニーズに合わせた企業情報が検索できるだけでなく、登録企業同士であれば、直接の情報交換や技術提案も可能。さらに、専門知識をもった中小機構のコーディネーター（60名）によるマッチング・情報交換のサポートも行っている。サイトへの情報掲載はすべて無料となっている。
また、現在は「BizMatch 2018」として、フランス、米国の両国現地機関と連携し、日本の中小企業と現地企業とのマッチングをサポートする事業を進めている。
つづきは本誌2018年8月号でご購読下さい。