特集

第30回優秀板金製品技能フェア 優秀製品紹介(その2)

450点の金属片を溶接して製作

「エキゾーストシステム」が中央職業能力開発協会会長賞を受賞

光陽電機 株式会社

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画像:450点の金属片を溶接して製作「高度溶接品の部」に出品し、中央職業能力開発協会会長賞を受賞した「エキゾーストシステム」(SUS304・板厚1.0㎜と3.0㎜、W520×D830×H190㎜)

カスタム盤の一貫メーカーを目指す

画像:450点の金属片を溶接して製作中道弘久社長(右)と鈴木将司主任(左)

中道弘久社長は、1988年に配電盤・制御盤を製造する光陽電機㈱を創業。盤の電気配線の設計・組立の経験を持ち、顧客が必要とするカスタム盤の設計・組立・配線・検査を行って出荷する一貫メーカーを目指した。

当初は少人数で筐体・フレーム製作は外注して調達、組配を主体とする事業を展開していた。しかし、外注に頼ると品質・納期が思うように管理できない。そんな頃に顧問税理士から、同業のある社長を紹介された。その社長からは「一貫メーカーを目指すなら筐体・フレームの加工を含めた製缶板金を社内に取り込まなければ、双方にとってメリットがない」と指摘を受けた。それがきっかけで社内に板金加工設備を導入、筐体・フレーム加工に取り組むことを決心した。

画像:450点の金属片を溶接して製作左:3次元ソリッド板金CAD SheetWorksで作成した3次元モデル/右:パーツの組み付け順序を考え、歪みによる組み付け不良を防止するための簡易治具を使ってTIG溶接を行った

創業4年目に製缶板金に参入

1992年にその社長からアマダを紹介してもらい、パンチングマシン、ベンディングマシン、シャーリングマシン、コーナーシャーなどの設備一式を導入した。

中道社長はカスタム対応の制御盤・配電盤製作の一貫メーカーとして発展してきた経緯について「私は電気設計屋で板金加工はズブの素人。逆にCADをはじめとしたソフトウエアには明るかったので、形ができればそこから展開して、CAMをプログラムし、いち早く加工ができるパンチングマシンPEGAを真っ先に導入しました」。

「1998年には3次元板金CAD AP200を導入、複雑形状の製品も3次元でモデルを描いて、そこから板金展開して加工するようになりました。2000年にはAP100、2008年には3次元ソリッド板金CAD SheetWorksを導入、AP200と併用していましたが、今はSheetWorksに一本化しました。2009年、PEGAが経年劣化したことからEM-2510NT+ASR-48Mにリプレース、夜間を含めたスケジュール運転に対応するようになりました。また、塗装設備も導入、一貫生産体制を構築しました」と語っている。

  • 画像:450点の金属片を溶接して製作主要設備のパンチングマシンEM-2510NT+ASR-48M
  • 画像:450点の金属片を溶接して製作YAGレーザ溶接機YLR-1500Ⅱ

会社情報

会社名
光陽電機 株式会社
代表取締役
中道 弘久
住所
三重県松阪市広瀬町1096-1
電話
0598-34-0886
設立
1988年
従業員数
15名
主要製品
配電盤、制御盤

つづきは本誌2018年6月号でご購読下さい。

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