特集

工場のモノづくり“見える化”で効率改善

「Made by Okiichi」の誇りを胸に日々研鑽

“見える化”を通じて社員の意欲向上

沖壱産業 株式会社

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画像:「Made by Okiichi」の誇りを胸に日々研鑽工程管理板のバーチャルファクトリー画面は工場に設置された端末でみることができる

充実した設備群と高度な管理体系

画像:「Made by Okiichi」の誇りを胸に日々研鑽知念将昭社長

沖壱産業㈱は1988年に溶接を主とした板金部品の製造を行う企業として創業。現在は加工、溶接・組立、塗装(協力会社)からユニット、サブアッシー、完成品の納入まで、顧客の要望に応じて対応する板金サプライヤーである。

工作機械カバーなどの部品やダンプカーなどの特殊車両の部品、制御盤、ダンボール印刷機の部品などに幅広く対応。工作機械メーカー、特殊車両メーカーなど県内外の得意先からの変種変量・多品種少量のオーダーから量産品まで、多様なニーズにフレキシブルに対応する能力を備えている。

知念将昭社長は「当社の強みは充実した設備群と高度な管理体系によって、より確かなものを高品質・低価格・短納期に対応し、優れたパフォーマンスで提供できる生産体制を構築していることです。生産設備のネットワーク化や工程進捗の“見える化”など、IT技術を活用した製造部門のデジタル化を積極的に推進しています。生産ラインの省力化・省熟化・平準化・高効率化を推進することで、お客さまからの高度な要望にも幅広く的確に応え、安定供給することで、当社に託された製品の価値を最大化しています」と語っている。

  • 画像:「Made by Okiichi」の誇りを胸に日々研鑽社員の勤怠管理を含めてICTを活用した管理を行っている
  • 画像:「Made by Okiichi」の誇りを胸に日々研鑽現場端末では製品図面のPDFデータを呼び出して確認することができる(写真は図面部ボカシ)

27歳の若さで2代目社長に

知念社長は現在40歳。1996年に18歳で入社し、9年後の2005年に27歳の若さで、父親である現会長の後を継ぎ、2代目社長に就任した。

「父は根っからの職人気質で、社長交代のときも『今のままでは良くない。自分はこれからも職人として貢献しようと思うから、後は任せる』といさぎよく会社を託してくれました」(知念社長)。

社長就任後は塗装・メッキ処理などを行った後の製品納入やサブアッシー、さらには完成品の納入にも対応できる板金サプライヤーを目指し、最新鋭の製造設備を積極的に導入していった。

「私たちはより確かなものを、より優れたタイムパフォーマンスとコストパフォーマンスで提供できる生産体制を構築し、日々研鑽を積んでいます。当社の2カ所の工場の間に協力企業の塗装工場があるので、横持ちする距離もリードタイムも短くて済み、一貫生産をスムーズに行うことができるなど、立地的条件にも恵まれています。大型の工作機械カバーでも、製作着手から2日で納品が可能です」(知念社長)。

  • 画像:「Made by Okiichi」の誇りを胸に日々研鑽ファイバーレーザ複合マシンLC-2515C1AJ+ASR-3015NTK
  • 画像:「Made by Okiichi」の誇りを胸に日々研鑽溶接された工作機械カバー

会社情報

会社名
沖壱産業 株式会社
代表取締役
知念 将昭
住所
愛知県小牧市大字入鹿出新田字宮前1101
電話
0568-76-0785
設立
1999年(1988年創業)
従業員数
37名
主要事業
工作機械カバー、特殊車両・ダンボール加工機、制御盤などの板金加工・溶接・組立
URL
http://www.okiichi.com/
ブログ
https://okiichi.blog/

つづきは本誌2018年4月号でご購読下さい。

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