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2016国際医用画像総合展

競争が激化する画像診断機器市場

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画像:競争が激化する画像診断機器市場東芝メディカルシステムズが出展した、省スペース型の320列X線CT装置「Aquilion ONE/GENESIS Edition」

4月15日から17日までの3日間、パシフィコ横浜でCT、MRI、X線診断装置、超音波診断装置、核医学診断装置などの画像診断機器を一堂に集めた公共展「2016国際医用画像総合展」(ITEM2016)が開催された。主催は、一般社団法人日本ラジオロジー協会(JRC)。会期中の出展者数は、全体で158社・団体、来場者数は前年比7.1%減の2万864人となった。

画像診断機器を出展した主なメーカーは、国内が東芝メディカルシステムズ、日立製作所、島津製作所、コニカミノルタジャパン、キヤノンライフケアソリューションズ、外資系がGEヘルスケア・ジャパン、シーメンスヘルスケア、フィリップスエレクトロニクスジャパンなど。

診断機器の市場競争が激化

国内の画像診断機器市場はゆるやかに拡大する傾向にあるが、年々、シェア争いは激しさを増している。2014年11月より施行(2013年11月公布)された改正薬事法(医薬品医療機器等法)により、大型医療機器の認証手続きが迅速化し、医療機器市場への新規参入がしやすくなった。その結果、先端技術を取り入れた画像診断装置をめぐり、外資系大手と国内勢の攻防が激しくなっている。

出展者からは、「近年は価格競争が先鋭化している」「CTやMRI単体、もしくは機能の訴求のみでは売れづらい」「ソリューション提案をはじめ、省エネ・省スペースといった付加価値のPRが重要だ」といった声が聞こえた。

つづきは本誌2016年6月号でご購読下さい。

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