特集

ファイバーレーザ複合マシンの導入事例

ファイバーレーザ複合マシンでBPRを進める

ランニングコストは安心の“助っ人”

島田工業 株式会社

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画像:ファイバーレーザ複合マシンでBPRを進める①パンチングマシンEMZからLC-C 1 AJに切り替えた製品(SUS304・板厚2.0㎜)。丸穴・異形穴・タップ・外周切断を含む/②同じく、EMZからLC-C1AJに切り替えた製品(SUS304・板厚2.0㎜)。穴あけ・タップ・外周切断を含む。細いスリットは、パンチング加工だとバリ取りの作業が負担になり、CO2レーザだと反り発生のおそれがある/③2015年9月に導入したファイバーレーザ複合マシンLC-2515C1AJ+ASR-2512NTK

空調機器の組立事業を展開

島田工業㈱は1973年、島田渉(わたる)社長の父であり、現会長の島田利春氏が創業。当時はエアコンの断熱接着組立、自動車部品加工を中心に事業を展開し、1979年に現在地に本社工場を建設、1980年に法人化した。

1997年には、サービスを提供する事業者が契約者に対し、どの程度の品質を保証するかを明示したSLA(Service Level Agreement:サービス品質保証)という考えに基づき、業務用エアコンなどの組立を行う空調機器製造工場(伊勢崎市下蓮町1875-1)を新設した。

現在は空調機器関連製品から冷熱関連機器の開発・製造を主とし、精密プレス、板金加工などを幅広く手がけている。多品種少量生産を軸に自社一貫生産体制を構築し、高品質な製品生産を実現。特に「サービス品質を保証するSLA」という考え方を主軸に組立工場を新設し、社員教育を徹底して得意先から高い信頼を得るようになった。

画像:ファイバーレーザ複合マシンでBPRを進める左:これまでブランク工程の主力だったパンチング自動化セルEMZ-3510NTP+ASR-2512N(手前)と、EM-2510NT(奥)/右:曲げ加工エリア

2011年に社長就任

常に、新しい「技術」と「創造」を追求する島田会長の理想を継承している島田渉社長は現在42歳。1998年に入社後、2011年の新社長就任まで、生産管理を中心にすべての現場を歩き、経験を積んだ。

「当時の現場は分業体制で前後の連携があまりできていませんでした。そこで、私が各部門を代表する営業担当として、社内の調整をしてきました」。

社長就任後は「モノづくりはヒトづくり」を説き、社員教育に取り組むとともに、社員のモチベーションアップを図り、意識改革にも努めている。

画像:ファイバーレーザ複合マシンでBPRを進める左:2014年12月に導入したベンディングマシンHG-8025による曲げ加工/右:ベンディングマシンの前には自社製の引き出し付きサポートテーブルを設置し、工具類を収納している

会社情報

会社名
島田工業 株式会社
代表取締役社長
島田 渉(わたる)
住所
群馬県伊勢崎市長沼町2202
電話
0270-32-3516
設立
1980年(1973年創業)
従業員数
151名
主要事業
空調機器関連製品の設計・部品加工・製品組立、精密プレス板金部品の設計・製造、自社企画商品の開発・製造 開発支援業務、その他
URL
http://www.shimadaind.jp/

つづきは本誌2016年2月号でご購読下さい。

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