特集

回復傾向が続く鉄道車両業界

関連する事業領域が広い鉄道システム業界

シフトグローバルにオールジャパンで取り組む

LINEで送る
Pocket

画像:関連する事業領域が広い鉄道システム業界

社会インフラ整備と関係の深い鉄道システム業界は、国内では大きな伸びは期待できないが、世界的には新興国を中心に高い成長が見込まれ、鉄道車両・床下機器をはじめとした鉄道部品、信号システムなどの関連メーカーは国際的な対応を迫られている。

㈳日本鉄道車輌工業会によれば、2014年度の鉄道車両関連の生産・出荷額は、鉄道車両が1,653億円(生産)、鉄道車両電機品が1,590億円(出荷)、鉄道車両部品が1,192億円(同)であり、合わせて4,435億円となっている。

鉄道システム業界は、車両だけでなく線路や信号、トンネル、橋梁のほか、駅の改札システム、バリアフリー化に対応した昇降機やホームドアに至るまで、関連する事業領域が広い。欧州鉄道産業連盟(UNIFE)によると2015~17年の世界の鉄道関連の市場規模は年間平均で約23兆円と推定され、点検や補修、アフターサービス面でも息の長いビジネスを見込むことができる。ただ、成長が期待できる海外での受注には、鉄道業界の国際的な品質マネジメントシステム規格「IRIS」(国際鉄道産業標準規格)の取得が条件とされ、ここ数年で日本でも大手企業を中心に認証取得の動きが目だっている。

つづきは本誌2016年1月号でご購読下さい。

LINEで送る
Pocket

関連記事

特集記事一覧はこちらから