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「メカトロテックジャパン2015」(MECT 2015)

IoT対応・金属積層造形・新素材の技術革新が進む

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画像:IoT対応・金属積層造形・新素材の技術革新が進むアマダのファイバーレーザ複合マシンLC-2512C1AJ

国内最大級の工作機械見本市「メカトロテックジャパン2015」(MECT 2015)が10月21日から24日までの4日間、ポートメッセなごやで開催された。主催は㈱ニュースダイジェスト社。25カ国・地域から444社・団体が出展し、このうち15.5%にあたる69社が初出展だった。来場者数は前回(2013年)並みの9万4,124人となった。

IoT対応の新型NC 装置がさらに進化

IoTへの対応で進化が進む新型NC装置や操作パネルは、今回のMECTでさらにブラッシュアップされた。DMG森精機の新型NC装置「CELOS」は、生産情報を管理する「ジョブスケジューラー」、工具情報を管理する「ツールハンドリング」、保守情報を管理する「サービスエージェント」、稼働監視を行う「メッセンジャー」などの機能を追加した新バージョンを2016年1月にリリース予定としていた。ヤマザキマザックは昨年発表した「MAZATROL SmoothX」に続いて、「MAZATROL SmoothG」と「MAZATROL SmoothC」を搭載した工作機械を出展した。オークマは画面に表示できるアプリをオペレータごとにカスタマイズできる「OSP suite」を出展した。

金属3Dプリンタ(金属積層造形)は、松浦機械製作所、ソディック、DMG森精機、ヤマザキマザックが自社製品を出展。松浦機械製作所の担当者は「様々なメーカーや研究機関と連携して用途開発を進めている。加工可能なワークサイズは250×250×150 ㎜と小さく、航空機部品などの加工には物足りないが、大型化のためには、高出力レーザの採用やレーザヘッドの増設などによる高速化、材料の低価格化など、課題は多い」とした。

つづきは本誌2015年12月号でご購読下さい。

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